2005年3月19日

単勝の効用

馬券の正式名称は「勝馬投票券」という。
どの馬が勝つかを、投票して、的中すれば払い戻しを受ける。

どの馬が1着かを投票するのだ。
予想もどの馬が1着になるかを考える。

「連対率」「複勝率」などもあるが、そのような数字は連勝予想の言葉で、競馬とは何ら関係のないものだ。
強いていえば、馬券用語だ。

例えば、単勝のよく出る5倍以下の配当を2点で買うと、的中で購入金額の2倍以上。
2レースに1回的中すると、単純に回収率100パーセント。

複勝では、2倍以下を1点で、2レースに1回的中しても、100パーセントにならない。
枠連では、3角買いで3点買うと、最高64通りの3通りになる。
10倍以下の配当で、3レースに1回的中しないと、マイナス。

馬連では、最高153通りになる馬券を、6点買うとする。
30倍以下の配当で、5レースに1回的中しないと、マイナス。

馬単では、最高306通りになる馬券を、多くの点数買うとする。
1着と2着の並びを当てなくては的中にならない。

もし、単勝でこれしかないと思うものを買う。
2着はこれで鉄板と思うものとの組み合わせで、1点になる。
それでは不安で、ウラの組み合わせも買って、2点。
様々の思考がマークシートを塗る指に、多くの作業が必要になる。

馬単を単勝2点買うのと同じ9分の1、最高306通り中36通り買うとする。
1レースにつき、36倍以上の配当を的中しないとプラスにならない。
馬単の払い戻し金額をパッとみても、36倍の配当より高いほうが多いだろう。
しかし、買ったレースで毎回的中することができるだろうか。
また、上記の例だと1レースに最低3600円必要になる。

このごろの馬券は、1枚で多くの点数を表記しているのでなく、ワイドや流しなどのユニットにして、枚数を抑えている。
そうすると、1頭からすべての頭数に流すとすると、小さく「17通り」と数字が記入される。
本当は17通りの目が表記されているのを簡略化させている。
このことは、多くの点数を買っても、シンプルにして誤魔化しているとしか思えない。
払い戻しは複・ワイド以外は原則1つの組み合わせ。
多くの目を買うことは、回収率を低くする。
買い目を少なくして、高配当を当てれば回収率は高くなる。
その観点で見ると、単、複だと、連勝より的中しやすい。

1レース100円あれば買えるが、1点で仕留めるなら単勝だ。
ただし、配当が低いので、爆発力は少ない。
そのためか、単複は売上の3パーセントだ。
「チリも積もれば山となる」といわれるように、コツコツ長く競馬と付き合えば、良いとき、悪いときがある。
勝っても負けても少ない金額の単勝だと、長く馬券を楽しめる。

馬券を買って楽しめることが中心ならば、100円でも1000万円でも、興奮度はさほど変わらない。
負けたときのことを考えれば、どっちが良いか述べなくても理解できるだろう。